手紙

MIKIKO先生からの手紙〜
こうしてあらためてお手紙を書くのは なんだか照れくさいものですね
気が付けば三人に出会ってからもうすぐ10年が経ちます
みんなが小学校5年生のときでした
迷いなく純粋な目をして 絶対に夢を叶えるんだ
とがむしゃらにがんばっていた三人の姿をいまでも鮮明におぼえています
中学2年生になって上京が決まり
早すぎる親元を離れての寮生活は 不安や葛藤の日々だったとおもいます
思い描いていた理想と待ち受けていた現実の違いに悩んでいる顔をみて
私がしてあげられたことは ずっと変わらぬ距離感で見守っていること
それから落ち込んでいるのに気が付かないふりをしてあげることでした
それはいまも変わらず ずっと胸に誓っています
わたしがすごくうれしいのは
「ありがとう」の本当の意味を知ってからブレイクできたことです

これからもずっと優しい顔の三人でいてください


 あ〜ちゃん しっかりしていて でもたまにみせる無邪気な顔が大好きです
 かしゆか 負けず嫌いで でもがんばり屋さんなところが大好きです
 のっち 一歩引いて見守り 肝心なところはビシッとという男前なところが大好きです


三人に出会えたことをこころから感謝しています
ありがとう
                                  MIKIKO

「ありがとうの本当の意味」って何だろう。
厳しい環境というプロセスを経たからこその
3人の何か強さがあるのかも知れない。