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Perfume好きをカミングアウトしてみる - (旧姓)タケルンバ卿日記避難所

そういう意味で言うと、数ある女性ユニットの中で、最も卒業・メンバー交代に向いているユニットなのかも。純正Perfumeファンには申し訳ないけども、Perfumeの音楽は無個性である誰かの声であれば成立する。特定の誰かの歌が必要な曲じゃないのだ。そういう意味で強い。プロットが出来上がっている気がする。なんだかんだで個人の魅力に依存せざるを得ないハロプロ勢とは一線を画してますねえ。

勝手に参照すいません。
色んな見方があるんだなあと。


中田ヤスタカ氏の音楽の特徴を捉えた上で、
論理的に考えれば上のようなところに行き着くのは自然だと思います。


でも、07年2月ぐらいから、このブレイク現象を追ってきた視点から見ると、
今のPerfumeのブレイクの原動力はそういった無個性さにあるわけではない
と感じざるを得ないんですね。
例えば同じ中田ヤスタカ楽曲を用いている女性ボーカルユニットなら
capsuleを初めとしていくつかありますが、
いずれもクラブ系ミュージックの枠の中では一定の評価を得てますが、
世間一般の知れるほどのブレイク現象がおきているわけでもないですから。


ある程度は個人の魅力に依存しているんですね。思い切り。
西脇綾香樫野有香大本彩乃それぞれが違う種類の魅力を持っている。

  • あ〜ちゃん:天然暴走系。ぶっちゃけ。
  • かしゆか:JK。ふにゃふにゃ。
  • のっち:唯我独尊。ボケー。

擬音使いまくりで極めて分かりにくい表現で申し訳ありませんがw
それぞれタイプが違うので、その分個人としての
魅力としても間口が広いと。そう思うのです。


またその3人がメンバーチェンジを一切やってないが故に、*1
各個人間に表面上ではない絆ができていて、
Perfumeであることが安心できる空間に各個人にとってなっているので、
めちゃめちゃトークが面白いんですね。
他のグループだったら踏み込めないところまで、ギリギリの線で踏み込めるから。


「興味→愛着の2段階構造」をPerfumeが兼ね備えていることが
ブレイクをもたらした構造かもと思います。
a:最初は冒頭の方が書かれていたような無機質なポップアイコンとして衆目を集め、(関心喚起)
b:ところが近寄るとわかる生身の人間としての魅力がある。(関心から好意→愛着へ)


aだけでもある程度スポットのセールスは成り立ってしまうんですけど、
次第にbが着実に増えていかないと継続しない。
彼女たちが売れなかったのに、すなわちaを広範に展開中々できなかったのに、
8年も継続してきたのはやはりbの力があったからだと思います。


整理すると女性ユニットだけではなく売れる要素として以下の3点ではないかと。

  1. まず他の音楽と明確に差別化できた珍しい音であること。音楽性そのもの。
  2. 各個人のパーソナリティの魅力があること。
  3. (グループの場合は)メンバー間に信頼関係が醸成されていること。

どれを抜かしても成立するものではないと思うのです。
a社がボーカルグループ育成で失敗続きなのは、1だけで売れるはずだとどこかで未だに思っているので、その結果としての2と3の軽視だと思いますし、
某元国民的アイドルグループは3が絶大な力を持っていたのに、
事務所自ら無謀なメンバーチェンジによってそれを潰してしまった。
多くの既存のアイドルは1を粗末にしているので、そもそも知れ渡らない。


突然えらそうにすいません。書き出すと止まらなくなったw

*1:かわゆかさんの件がありますが、デビュー前ですし。