スフィアリーグ開幕戦

また、今日の帰りの新幹線で、lovegoldさんのご好意で見させていただいた
先日のスフィアリーグ第1回のTEAM dreamの戦いについて
書きたいと思います。


まずお断りしておきますが、
TALにフットサル及びサッカーの知識はほとんどありません。
感覚的な感想しか抱けないことをお許しください。

第1試合 スロースターターにもほどがある。

まず、第1戦、XANADUに敗れてしまう一戦ですが、
はっきり言ってフットサルになっていません。


まずあまりにもボールがつながらない。
ボールをもらっても何をすればいいのかわからない。だからとまってしまい、
相手にアタックされて奪われる。その形の繰り返しだったように見えました。


こういう形になっている原因として考えられるのは

コーチの指示通り、忠実にやろうとするのだが、
本当の意味で指示をわかっていないので、
実践で動けない。

というのが推測されます。
この指示の受け方という点において、
彩がまた模範を示していたのですが、後で書きます。


しかしそれでも1点で押さえているのは、運と相手の拙攻もはっきりいってありますが、
やはり守備力でしょう。前半2分39秒前後の彩が体を張ってMANANIをとめるプレイ。
同じく4分1秒に1対1を佳奈がきっちり止めています。


麻未もそうなんですが、佳奈のキーパーのすごさは
技術よりもその気迫にあります。
この気迫は次のj.b戦に生きてきます。

第2試合 真の強さとは

まず、勝てたことは奇跡でしょう。
chakuchaku j.bは、歴史にしても、技術的にもTEAM dreamを遥かに上回るTEAMです。


しかし、なぜあの結果になったのか。


ハーフタイムの映像にその鍵があった気がします。


前半、dreamの動きは前試合に比べ一気によくなり、
攻撃に絡むようなところも若干は出てきていました。
しかし、後ろに下がった庄子さんに止められてしまうのと、拙攻がやはり多い。


とはいえ分は明らかにj.bにありました。


ところが、ハーフタイム映像を見て感じたのですが、
あの日のj.bサイドのベンチにはどことなく悲壮感が漂っていました。
庄子さんも三宅梢子cも山本早織cも、全く余裕のない顔で
一体どうすればいいのか、不安の中にいる表情でした。
コーチの言葉も「相手もディフェンス固めてきてるから、
打っていかないとこのままだったら負けるよ!」なんですね。
そして不安を必死で振り払うように「集中集中!これで最後だから全力を出し切ろう」
あじゃが鼓舞して円陣。


一方、TEAM dreamベンチ。
徹底して丁寧に一人一人に動きの指示が与えられていっているのですが、
彩も麻未も結もメンバーの目に闘争心以外の感情が見えないのです。
j.b同様余裕はないのですが、そこにあるのは不安ではなく勝つための真剣さ。
コーチの言葉は「0−0だから、気持ちで負けんな。このままでいけるから!」


そして彩c、攻撃に関しての指示を受けているのですが、
コーチの指示を自分で体を動かしながら「○○ということですよね?」と必ず確認。
普通の人は指示を受けたら、二つ返事でわかりましたと答えてしまうことが多いかと思うのですが、
そうではなく、彩cはきちんとわかるところまで聞こうとしている。
だから成長するのだと思います。


j.bベンチの模様は断片の映像でしかありません。
少なくともコーチ陣始め支援体制はTEAM dreamより遥かにj.bの方が上のはずです。
そしてj.bのコーチ陣も当然チームを奮起させるために言ったはずです。
しかし、あの日、j.bは悪魔のように降り掛かった不安を拭い去ることができないまま敗れた。
そういう印象を受けました。


そして、豊島園でTEAM dreamはj.bにリベンジされてしまいます。
おそらく、スロースターター(XANADU戦の状態)の状況で
リベンジでおそらく全員に「闘争心」が芽生えていたであろう
j.bには敗れたということだと思います。


「気迫」と「闘争心」をいかに失わないか。
今日ライブでメンバーを見て、この2つについてはTEAM dreamはベースに
強靭なものを持っているなと確信した次第です。