4番の伝説

思えば1年前のお台場冒険王カップ
あの戦いはTEAM dreamの記念すべき初勝利の試合であり、
4番高本彩がdreamのファン以外にも一気に支持層を広げた戦いでもありました。
あの時、まだまだ弱かったTEAM dreamはそれを跳ね返すガッツで
強烈な感動を与え、それにあてられてサポになった人間がここに居ますw


今日表参道BEAUTYは下馬評通りの大苦戦、いや惨敗に次ぐ惨敗を繰り返しました。
対浅井0−5
TEAM dream 0−6
chakuchaku 0−4

3試合で15失点。得点ゼロ。
唯一のゴレイロTEAM dream戦で負傷退場を余儀なくされ
急造のゴレイロで挑んだというのもありますが、
基本的なトラップ動作、パスの正確性に欠く場面が多く、
ほとんどボールを持たせてもらえていませんでした。
このまま終わってしまうのではないかとおもわれました。
3戦目までは。


終戦、ザナ戦。本日の最後の試合。
すでに今日の勝ち抜けはTEAM dreamと先の試合で決まっており、
消化試合ともいえなくない試合でした。
しかし、帰る人はほとんどいませんでした。


ザナのサポーターには悪いかも知れませんが、
会場の多くの人*1は自然と表参道を応援していました。私も。


とにかく1点を取ろう!
絶望的状況の中で彼女たちが出した今日の目標です。
それは閉会式の挨拶でキャプテン2番藤谷舞さんが言ってくれたのですが
その前から雰囲気で伝わってきました。


表参道は懸命のディフェンスであのザナから2点しか取られませんでした。*2
サッカー経験者の5番米森もも花さん、急造ゴレイロにも関わらず
ミカリや小由里のシュートを止めまくった9番竹末かれんさん…


そして、


4番 落合真純ちゃん


技術がある子じゃないと思います。正直。
でもね。懸命なんですよ。本当に。かつての彩ちゃんを想起させるような姿でした。*3


試合終了30秒前、ねじ込むような形で彼女の、表参道BEAUTYの初得点が決まったとき、
スタンドは歓喜の叫びで爆発しました。表参道のサポはほとんど居なかったのにも関わらず。


もうひとつ、感動的なエピソードがあります。
試合終了後、感激の涙に暮れ続ける彼女を出迎えたのは
もちろん表参道のチームメンバーと、
そして下の控え室にいた、chakuchakuTEAM dreamのメンバーでした。
私がスタンドの左端にいたのでそういう舞台裏が少しだけ覗き見れる位置にいましたのですが、
なぜか彼女を佳奈cが抱擁していました。


記念すべき瞬間は、チームの壁を超えてスフィアの選手とサポーター全員で祝う。
今日のヒロインは、落合さん貴方だと確信をもって言えます。

*1:多くがドリサポ

*2:まあ、前半にザナが小由里以外レギュラーメンバーを外してきたというのもありますが

*3:今の彩ちゃんの動きが悪いと言っているわけではありません。彩ちゃんは練習の成果で足元の技術がある程度身についているのと、試合の流れを見て行動できるようになっています。ゆえにかつてほど、動きが激しく見えないだけです。スピリットはそのままです。